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2010年9月22日 (水)

老いをみつめる

先日、ご来店のお客様が城山三郎著 『そうか、もう君はいないのか』新潮文庫をお求めになられた。

ハードカバーは、だいぶ前に出ていたが8月に上記の本が文庫になった。

彼女は、60代後半の華やかなで可愛い奥さまという感じだった。

そして1年前に旦那様をガンで亡くされたという。

この本は、城山三郎氏が亡くなった奥さまをしのんで書かれた作品でお二人の愛情あふれる生活や感謝がつづられている。

さて、くだんの彼女は、「私ねぇ、もしひとつ夢をかなえてくれるとしたら夫を一日この世に返して欲しいの」とおっしゃった。

「そしたらいっぱいいっぱいキスしてあげるの」なんと可愛いひとなのだろう!そして「アナタまだ若い?からわからないかもしれないけど旦那様大事にしてあげてねぇ。いつまでも旦那様と一緒にいられると思っているけどそんなことないのよ!」

なるほどねぇ・・・・。喧嘩ができるのは、お互い生きているからなのかもしれない。元気なうちは、健康のありがたさに気付かないのと同じなのかもしれない。

次に私の従姉(いとこ)といっても77歳だからかなりお姉さんだが・・・・。

私のことを○○ちゃんと呼んでくれる。それに彼女の息子と10歳ぐらいしか違わないのだから・・・。

その従姉のダンナさんが20数年の間にいろいろなガンに罹りながら克服してきたがとうとう脳腫瘍になり先日亡くなった。

告別式後、数日して弔問に行った。夫を亡くした後なので精神的にとても落ち込んでいたようだ。

もう少し生きていて欲しかったという思いにあふれていた。彼女の思いを1時間近くただ黙って聞いてきた。

彼女は、生まれ変わってももう一度だんなさんと一緒になりたいと言った。なんともうらやましいことだ。

私はできれば違う人生を歩みたいのでダンナにご遠慮願いたい!と思う。

いまだから言えるのかもしれない。ダンナに大きい声では言えないが。

そしてダンナの従姉の話である。伯父が先日亡くなったのでお彼岸を兼ねてダンナと一緒にお線香をあげに行った。

神奈川なので一日がかりだが・・・。義母の兄なので従姉もダンナより少し先輩である。彼女は、いろんな事情で両親のお世話に追われ、独身のままだった。

数年の間に両親を亡くし、一人になってしまった。これでやっと彼女は、自由になれたと思ったがどうしてよいか分からないのだとか・・・。

お金も時間もあり自由に動けるのに何をしてよいのか孤独との戦いが始まったという。

 この有り余る時間との戦い伯父さんの介護から解放されたがどう立ち上がるか体力がいるという。

だからジムに行って鍛えてから歩む道を探していくそうだ。

彼女の自宅は、インテリアや小物などとても洗練されていて魅力的な生き方ができると思えた。

ここ2カ月ぐらいの間に出会った女性たちの老後に幸あれ!と願っている私がいる。

そういう私も還暦になったのだった。他人事でなくなってきたのだ。

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「書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

城山三郎をテレビで見ました。文壇仲間とのつきあいもあまりなく、書き続けていたようです。書斎も映されたし、奥さんとの関係もよく表現されていました。
二人仲良く歳をとっていったことがよくわかり、こんな夫婦もあるのだなあと思いました。でも夫婦の場合、片方が死ぬと仲良かったことが強調されて思い出に残るようです。

チョッピリ喧嘩しながらも、同じ時を過ごす幸せに感謝しなくてはね。

ハードカバーが出た時、読んでみようかなと思って、忘れていました。

あきのさま

そうですね。義母は、59歳で未亡人になりましたがかなりさっぱりしてましたね。

ひとそれぞれですね。結論から言うと「自立した生き方」を身につけているかどうかですね。
あきのさんは、多くの皆さんにいろんな情報を教えてくれていますね。

老いは、年齢が上がるとともに誰でも訪れるものですが立場にならないと分からないこともありますが楽しんで生きていきたいと願っています。

従姉と同じあきのさんは、やはりスケールが違いますね。生き方に迫力がありますよ。

となりのとまとさま

ヨーロッパ旅行でご夫婦のきずながまた強くなりますね。

喧嘩できること、相手の言葉が返ってくることが当たり前になっていますが時間とともに介護し、されつつの関係になりそうです。

準備でお忙しいでしょうね。
お元気で楽しい旅になりそうですね。

ハードカバーで読みました。
私も、この先どうなるのか?って思いますね。
自立して気ままに生きる、おばあちゃんになるのが理想ですが・・・。

いつかはどちらかが「おひとり様」になります。

江藤淳さんの場合、あまりに奥様との間が深すぎてああいうことになりました。
愛情の表わし方はさまざまですが、急がなくてもどうせいつかは黄泉の国へ行くのですから。

「僕が死んだら、君は楽しく未亡人生活を送るのだろう。その方が僕としちゃ気が楽だがね」と
夫は憎まれ口をききます。
オバさんのご主人はいかがですか?


こんばんは♪

老いを感じる年代ですね。
夫婦共に同じ流れにあれば、よろしいのでしょうが、なかなか難しいですね。
永く暮らしていると、歪みも徐々に大きくなるようです。
「思いやり」が迷惑になってしまう事も・・・

自分の「老い」を妻に言えなくなっている感じがします。
所詮、人間は「一人」で生きて行く動物なのかと。
できるだけ、現実を直視しないように生きています。
今、出来る事から徐々に、というスタンスです。

もう、「がむしゃら」にガンバル時代は、とうに過ぎたと自覚しています。

ブログ(メール)での、コメントは難しいですね。
微妙なニュアンスが伝えられません。
人生を語るには、直接対話が一番かと・・・

いつもありがとうございます。
では、又♪

セルラーさま

今でもかなり自立されていますよ!セルラーさん。
先のことは、考えても仕方がないので年とともになるべくあせらず先輩たちを見習いながら生きていきたいと願っています。

ひろみママさま

旦那様はひろみママさんを気遣っているのですね。中身の濃いご夫婦ですね。

我が家のダンナは、どうなのでしょうか?
仕事が自営業なので定年がないせいかのんびりしています。

できればダンナより少しでも長生きしてやろうと思っています。そのほうが息子にとっていいからですが・・・・。

ひろみママさんは、お母様に似てとても自立されたかたとお見受けしております。

ぶんぶんさま

かなりナイーブな話題で申し訳ありません。
プライベートな部分もありますが登場した中高年の女性たちは、みなたくましいですね。


女性のほうが立ち直りが早いようです。
義母を見ていてそう思いました。

人生を語るには、まだまだ修行が足りませんがこれからもよろしくお願いいたします。
コメントに書くにはちょっと重すぎましたね。
「女性公論」の内容見たいなブログになってしまいましたね。
今度は是非飲み会で?あぁ・・・。楽しい話題のほうがいいですね。

人それぞれの、老いの形があるのですよね・・・。
配偶者を亡くすことはいちばんのストレスと言いますが、どちらかが乗り越えなくてはならないことですものね。
わたしは・・・
生まれ変わっても、同じヨウナ人がいいなあと思っております。happy02
漠然と未来の不安も感じることのあるこの年代の今日この頃ですが、少しでもなりたい自分をイメージしながら生きていけるようにしたいと思います。

つぼみさま

そうですね。パートナーを失った後のストレス値は、一番高いようですね。

多くの先輩方がいろんな情報を教えてくれます。
60代に入って気付いたことは、体力が落ちていることですね。

同級生と話した時もみな疲れが取れるのに時間がかかるようになったとか・・・。
急に熱を出したり、皮膚に炎症がでたりこれまで見たことのないトラブルが発生するようです。
>旦那様と似たような人がいい・・・。
いいですね。そんな感じの距離間が一番ですね。

 老いと自分ひとりになる生活、最近人事ではなくなりつつあります。

 配偶者にもそれなりの希望や考えがあり、こちらにもあります。

 年を追うにつれてそんなことを話し合うこともなくなりつつあることも一因かと思います。分かっているものだという思い込みがお互いにあるのだと思います。

 それぞれに自分の考えを伝え合うことが大事なのでしょうが、照れくさくてできないのが現状でしょうか?

 それを乗り越えていかなければならないのでしょうね。私も心がけていきたいと思いますが、それがなかなか難しい現状です。

 私が一人残されることはまずないだろうという認識があります。妻の激務から考えると、ありうるかもしれないと最近思っています。

 私は公務員なので後わずかで退職します。その後、どうしようかという目当てもたっていないのにおばさんの指摘は重いです。これから考えようと思います。

 まとまりませんが、思ったままに書かせていただきました。

しのさま

職場復帰おめでとうございます。
なんとか狭窄症?年齢とともにでるのでしょうか?
かなり痛いとか?少しづつですね。
今年は、いろんな意味でというか入院なんてこれまでしのせんせいは、したことないでしょう?

奥さまがプロですから心強いですね。
老後、定年後などこれからどうしようかと思うことがいっぱいありますね。
先のことは、わかりませんが健康であればいろんなことができますから・・・。
2日の読書会、このところ4か月ぐらい出ていません。行きたいところなのですが思うようにいきません。
最近読んだ本は、『60歳でぼける人・80歳でぼけない人』介護に明け暮れているせいかこんな本ばかり読んでいます。
では、また  お大事にしてくださいね。

 コメントが出遅れてしまいました。

 「そうか君はもういないのか」は、読んで感動しました。

 江藤淳さんの自殺の時も、文藝春秋で手記を読み、奥様をなくされた事がこんなに落ち込むことなのかとびっくりしていました。

 女性の方がひとりでもたくましく生きていかれるのかなあ。

 家はまだ学生がいるので、とにかくこの子を卒業させる事が第一で、私もひたすら働いています。
まだ夫婦のこれから事を考えた事もなかったけれど、みなさんのコメントを読んで、すぐに私も直面する事なのだと気がつきました。

しいかさま

こちらこそ遅れてしまいました。
読書会のことも気になっていたのですがまたもや事件?が起きてしまいました。

ようやく解決して肩の荷がおりました。
9月末まで決算書類に没頭していて前代未聞のミスをやらかしてしまいました。(振込間違いですが)
少し疲れていたせいかもしれませんが(言い訳利きませんが)でも無事クリアーできましたが。。。
ごめんなさい!読書会ほとんど参加できなくて。
義母の認知症が進んできてしまい家を空けられない状態が続いています。

もう少しの辛抱ですが・・・・。
また連絡させていただきます。
10月の絵本展覧会行けるように調整中です。
連絡事項みたいになってしまい申し訳ありません。

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