冬の読書
このところ週の前半は、ほぼホームヘルパーになりつつある。
「介護の1日」というスケジュールを義母の部屋に貼った。
着替えやおやつの時間、食事の時のエプロンやタオルでの顔ふきなどほぼ入院中に見た介護士さんたちをまねて義母に合わせて作った。
認知症が少しづつ進んでいる中で義母の「うちが一番だよ!」という言葉に少しでも答えようとしている。
週の後半は、お店の仕事があるのと土日、シフトの関係で仕事が休めないので義母にショートスティを利用してもらっている。
だから週の後半の夜は少し本が読める。
本屋のオバさんである私だがお恥ずかしい話あまり読書していない。
ブログでお世話になっている皆さんの読書量に感謝しつつ励まされている。
このところ「ドライアイ」が進みほぼ1日4~5回目薬のお世話になっている。
でもツレのダンナは、月20冊以上本を読んでいる。ほとんど文庫本のようでいつも亀のように這いつくばって布団の中で読んでいる。
たまには、介護を代わってくれ!と叫んでいる。
さて、読んでいる本を紹介できるか?と言えば少しきつい。月に1~2冊がいいところだから大きな声で言えないのだ。
それに本はそれぞれ好みがあるので「・・・・へぇえ○○読んでいるんだ???・・・・」ということになると思うから。だからダンナがどんな本を読んでいるか知らないし知ろうとも思わない。
そういえば先日、物置を片付けていたら美術本の「ダリ」や「フェルメール」(真珠の耳飾りの少女)が出てきた。また「堀 文子」の画集これは、30代に買った本だが好きで取ってあった。
ダンボール箱には、昔の本がぞろぞろでてきた。年齢からすると少しづつ処分する時期になってきた。
どうしても取っておきたい本だけにしなければと思う。今年の課題が見つかった。本を処分しよう!
さて、タイトルに戻って24年1月から買って読んでいる本、たった2冊?ひとつは、
『暇と退屈の倫理学』(朝日出版社) 國分 功一郎著
各章「暇と退屈の○○学」が載っている。哲学系だが退屈しないし一般人の私にも面白い。中島 義道氏ほどのアクの強さがないのがいい。
暇でも退屈でもない私が読んでいる。哲学の授業のことを思い出した。
ほんとにつまらない授業で単位のためだけにでていた。最初は、1クラス目いっぱいいた学生も1カ月後には、数人になってしまった授業やはりアリストテレスもカントもルソーもどうでもよかったのだが。
あまりにも少ない学生に友人と面白いのでどこまで続くか最後の授業まででてやろう!ということになった。根気比べだったのだが。。。。
最後のころには、少しづつ哲学らしき面白さがわかってきた気になった。今で言う「准教授」だった彼はその後どうしているだろうか?
次は新聞の書評に載っていたので面白そう?かなと思って買った。
『絶望の国の幸福な若者たち』 ( 講談社 ) 古市 憲寿著
著者は、26歳ぐらいの若いドクターコースの学生である。
社会学の分野で「若者」というくくりで現代の同年代の行動や価値感を分析している。就職難や年金問題など難問を抱える彼らだが過去の若者より「幸福」を感じているのは、なぜか?
どちらかといえば枠が広いのとフィールドワークで現代の若者の実態をデータ化?しているのだろうがう~ん!おばさんには、分かりづらい。
多少現実の若者の実態が分かったような(錯覚)気になっている。
最後の章で著者の高校の後輩「佐藤 健」(俳優 埼玉県出身)との対談が載っている。
ミーハーな私は、そこから読んでしまった。
というわけでどうでもいいような冬の夜の読書話になってしまった。
では、寒い夜風邪などひかないように
おやすみなさい。。。。。。
最近のコメント